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チームスピリットは2025年8月期に、過去3期続いた赤字決算から通期黒字への転換を果たしました。これは、当社にとって大きな「潮目の変化」であり、これまでの取り組みの成果が着実に表れ始めたものと考えています。
2023年11月末のCEO就任以降、決算説明会などIR活動の場で繰り返しお伝えしてきましたが、これまで以下の経営方針・戦略を確実に実行してまいりました。

・エンタープライズ市場への注力
・マルチプロダクト化の推進
・成長と利益の両立

特に「成長と利益の両立」については、2022年以降の米国金利上昇を契機に、資本市場における投資選別が進み、当社のようなSaaS事業を展開する企業においても売上成長のみならず、利益率の向上が強く求められるようになりました。当社もこの資本市場の期待を真摯に受け止め、変革への意思を内外に表明してまいりました。

その過程では、シンガポール事業の大幅縮小による人員10%削減など、痛みを伴う改革も実施し、利益率の改善に努めました。また、「エンタープライズ市場への注力」と「マルチプロダクト化の推進」に関しては、当社の成長余地が大きく、特に2025年8月期はエンタープライズ事業の成果の拡大が数字にも表れてきました。

さらにこの度、当社のミッションを「働くを変え、チームの力を解き放つ」へとアップデートいたしました。2018年の働き方改革関連法を契機に、勤怠管理製品を中心に事業拡大をしてきましたが、2027年に予定されている労働基準法の大改正を目前に、企業における「働くを変え」ていくことへの制度が加速することが予想されます。

その目指すところは、人材活用の高度化による生産性を向上し、事業成長につなげることです。このゴール達成のため、当社は日本人が得意とする「チームプレー」に着目し、「働くを変え、チームの力を解き放つ」ため、主力製品である勤怠管理からマルチプロダクト展開を進め、“Team Success Platform”として製品を進化させて、お客様に提供してまいります。

少子高齢化による労働力の減少が進む中、人的資本の生産性向上は社会の活力の維持発展のために、企業を超えた社会全体の課題となっています。当社は、その課題解決のため「働くを変え、チームの力を解き放つ」ことを通じて、社会全体への貢献を続けてまいります。さらには、その事業活動を通じて、企業価値と株主価値の最大化に努めてまいります。

株主・投資家の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

代表取締役CEO
道下 和良