「TeamSpirit」シリーズは、従業員の働き方を正確に記録することに加え、従業員の日々の活動記録を複合的な視点で可視化・分析することで、従業員やチームの生産性向上を実現し、従業員の成功＝「Employee Success」を実現したいという思想で設計されています。

当社は、SoE（縦軸＝システム設計思想軸）と複合型（横軸＝機能軸）が重なる象限に位置しており、この領域を「Employee Success」領域と定義しています。多くのERPフロントウェア^*3SaaSがSoR×複合型、もしくはSoR×特化型の位置にあるのに対し、SoE×複合型は当社ならではのユニークなポジショニングです。

*1　System of Engagementの略称。企業とユーザーとのつながり・絆を強化する視点で設計・開発されたシステムを指します。
*2　System of Recordsの略称。従来型の基幹系システム等に代表される、社内情報を安全に管理しそれを適切にアウトプットする点を重視し設計・開発されたシステムを指します。
*3　ERPフロントウェアとは、ERPへのデータエントリー機能をもつ業務システムを総称した当社が作成した造語で、ユーザーから見てERPのフロント側にあり、ユーザー自らが入力・操作する勤怠管理や工数管理、経費精算といったシステムのことです。

当社が提供する「TeamSpirit」シリーズは、ユーザー視点に立った圧倒的に使いやすいインターフェースで従業員の日々の入力業務を効率化すると共に、複合的な視点で働き方を可視化・分析することで従業員やチームの生産性向上にも寄与します。

「TeamSpirit」シリーズは、業界を牽引する優良企業や高成長のベンチャー企業など1,500社以上の企業に導入いただいており、ご契約いただいているライセンス数の約半分を中堅以上企業が占めています。当社が有する強固な顧客基盤については、こちらの導入事例をご覧ください。

一般的に中堅以上企業は1社あたりのライセンス数が多く、当社のライセンス数^*1の拡大を牽引します。また、契約しているライセンス数が多ければ多いほど解約のコスト・手間がかかるため解約は低減する傾向にあり、当社の解約率^*2の低下に寄与します。これより、中堅以上企業を中心とした顧客基盤は非常に安定した収益基盤を実現していると言うことができ、当社の強みとなっています。

*1,2　いずれも当社の業績の成長を表す重要なKPI。これまでの推移は業績ハイライトをご覧ください。

上記のような多くの中堅以上企業に選ばれる理由は、複雑な要件にも対応可能な高度な機能性と、充実したサポート体制にあると当社は考えています。

当社が提供する「TeamSpirit」シリーズは、米国に本社を置くSalesforce.com, Inc.が提供するクラウド基盤の上に構築されており、グローバル水準の高度なセキュリティ環境を備えております。そのため、システム導入時のセキュリティチェックが厳格なエンタープライズ企業のお客様にも安心してご利用いただいております。さらにお客様には、Salesforceが提供するCRMやAppExchange上の他アプリケーションと当社の「TeaｍSpirit」シリーズを連携させることができ、さらに高度な従業員管理・分析が可能となります。

*1　Platform as a Serviceの略称。アプリケーションソフトが稼動するためのハードウェアやOSなどのプラットフォーム一式をインターネット上のサービスとして提供する形態のことを指します。開発者はそのプラットフォーム上にアプリケーションを開発し自分の顧客にサービスとして提供することが可能となります。

当社のビジネスモデルについて、2つの大きな特徴をご紹介します。

1つのアプリケーションをすべてのお客様に共通してご利用いただくことで、そのフィードバックを集約し、効率的にプロダクトの機能を強化することができます。これによりお客様の満足度はさらに高まり、既存顧客の解約率が低下すると共に、新規顧客獲得にも寄与し、ビジネスの好循環を作り出す土台となります。

さらに当社は、すべての従業員が日常的に利用する勤怠管理、工数管理、経費精算などの機能に絞って提供しており、顧客エンゲージメントの高いシステムであるため、例えばコーポレート部門の従業員だけが利用する機能を提供するSaaSに比べて、解約率は低位で推移する傾向にあります。

当社は、1ユーザー、つまり1ライセンスあたりに課金される基本料金×お客様の従業員数に応じたライセンス数を、年間契約で提供しております。一括前払いによる年間契約のため、期中の解約リスクや回収懸念がなく、キャッシュフローが安定しています。また、契約更新時に解約の申し出がない限り毎年蓄積されるリカーリングレベニューが当社の売上高の約9割を占めており、安定的な事業構造を構築しています。